WordPressを使い始めると、必ず気になるのがセキュリティの問題です。
ブログを書くだけなら簡単なのに、いざ守るとなると「どうすればいいのか…」と戸惑う人も多いと思います。
私も最初はCocoonでブログを立ち上げたとき、セキュリティなんてほとんど意識していませんでした。
けれど少しずつアクセスが増えてきて、ログインページに不審なアクセスがあると知ったとき、一気に不安になったんです。
そこで今回は、初心者でも取り組めるWordPressのセキュリティ対策や、私が実際に使っているプラグインのことを体験談を交えて紹介していきます。
WordPressのセキュリティ対策はなぜ必要なのか

WordPressは世界的に利用者が多いため、攻撃者にとって最も効率の良い標的になりやすい仕組みを持っています。
Cocoonを使っていた頃、不審なログイン試行が何度も通知され、セキュリティの重要性を実感しました。
世界中で狙われる理由
WordPressが攻撃されやすいのは、ただ人気があるからという単純な理由だけではありません。
全世界のWebサイトのかなりの割合がWordPressで作られており、攻撃者はひとつの仕組みを突破すれば一気に大量のサイトに侵入できる可能性があるのです。
私が初めて知ったときは「なるほど、数が多いだけで狙われるのか」と驚きました。
被害にあうとどうなるのか
セキュリティを放置してしまうと、被害は予想以上に大きくなります。
私の知人は更新を怠ったせいで不正アクセスを受け、気づいたら広告コードが勝手に埋め込まれていました。
その結果、読者が怪しいサイトに飛ばされる状態となり、信頼を失ってしまったのです。
修復のために費やした時間と労力は膨大で、最終的には新しいドメインでブログを立ち上げ直すしかありませんでした。
更新を怠ることのリスク
WordPress本体やテーマ、プラグインのアップデート通知は頻繁に表示されます。
正直「またか」と思って放置したくなる気持ちも分かります。
私もCocoonを使っていたとき、忙しさにかまけて何度か更新を後回しにしたことがありました。
しかし、それは玄関の鍵を壊れたままにして外出するようなものです。
少しの油断で、サイト全体が攻撃者の入り口になってしまいます。
最初にやった小さな対策
不審アクセスを目にしてから私が最初に取り組んだのは、ログイン画面のセキュリティ強化でした。
単純なパスワードを避け、英数字と記号を組み合わせた複雑なものに設定するだけでも突破の難易度は大きく上がります。
設定し終わった瞬間に「これで少しは守れている」という安心感が生まれ、最初の不安がやわらいだのを覚えています。
ログインURLの危険性
さらに調べて分かったのは、WordPressのログインページが誰にでも予測できる形で公開されているという事実でした。
デフォルトの「/wp-admin」や「/login」は世界中の攻撃者に知られています。
私はすぐにプラグインを使ってログインURLを変更しました。
慣れないうちは自分でもURLを忘れそうになりましたが、それでも「攻撃対象から少し外れた」という安心感がありました。
初心者でもできるWordPressセキュリティ対策

セキュリティ対策という言葉を聞くと、専門知識が必要で難しそうに感じるかもしれません。
しかし実際には、ちょっとした工夫だけで大きなリスクを避けられる場面は多いです。
CocoonからSWELLへ移行してブログを運営しているなかで「意外と初心者でもできることが多い」と実感しました。
テーマやプラグインを最新に保つ重要性
WordPressでは本体だけでなくテーマやプラグインも頻繁にアップデートされます。
SWELLを使っていても更新通知が表示されますが、最初は「またアップデートか」と少し面倒に思ってしまうことがありました。
ただCocoon時代に放置した経験から、更新を後回しにすることがどれだけ危険かを身をもって感じました。
古いテーマやプラグインには脆弱性が見つかることがあり、攻撃者はそこを突破口にします。
つまり、更新を怠るだけで「ここからどうぞ」と言っているような状態になるわけです。
私は実際にアップデートを放置していた時期に不審アクセスが急増したことがあり、それ以来は通知が来たらできるだけ早く更新するように心がけています。
更新作業は数分で終わるのに、それを怠ると被害に直結する――そう考えると、自然と行動できるようになりました。
ログインURLを変更して不正アクセスを防ぐ
私が初めて驚いたのは、WordPressのログインページが誰でも分かる形で存在しているということでした。
標準では「/wp-admin」や「/login」でアクセスできてしまうので、攻撃者は自動ツールを使って総当たりでログインを試みます。
Cocoonを使っていたころ、その通知が夜中に何十件も届いて眠れなくなった経験があります。
そこで取り入れたのが、ログインURLを変更するプラグインでした。
設定は拍子抜けするほど簡単で、数クリックで自分だけが知る専用のログインページを作れました。
導入後は不審なログイン試行が激減し、「これだけでも効果があるんだ」と安心できたのを覚えています。
今ではSWELLに移行してからも必ず最初に行う設定のひとつになっています。
定期的なバックアップで安心を確保する
セキュリティ対策の最後に欠かせないのがバックアップです。
どんなに対策をしても、サーバー障害や操作ミスでデータを失う可能性はゼロにはなりません。
一度サーバーエラーで記事が消えかけたことがあり、その時は心臓が止まりそうになりました。
ですが、幸いにも自動バックアップを設定していたおかげで数分で復旧でき、本当に助かりました。
バックアップを取る方法はいくつかありますが、初心者にとってはプラグインを使った自動バックアップが一番簡単です。
毎日あるいは毎週といった頻度でバックアップを保存するようにしておけば、もしもの時にも「前日の状態」に戻せます。
その安心感があるだけで、ブログを書いているときの心の余裕がまったく違ってきます。
セキュリティ対策におすすめのプラグイン
プラグイン名 | 主な機能 | 初心者向け度 | 特徴 | 私の感想 |
---|---|---|---|---|
SiteGuard WP Plugin | ログインURL変更、画像認証、ログイン通知 | ◎ とても簡単 | 日本語対応で使いやすい | CocoonでもSWELLでも必ず入れてる。通知が来ると安心感がある |
All In One WP Security & Firewall | ファイアウォール、攻撃ブロック、ログ管理 | ○ やや多機能 | レベル別に設定可能 | 最初は不安だったけど、チェックを入れるだけで安心できた |
UpdraftPlus | バックアップ、復元 | ◎ とても簡単 | クラウド保存も可能 | サーバーエラーで助かった経験あり。移行時も必須 |
Wordfence Security | ファイアウォール、マルウェアスキャン | ○ 中級者向け | 世界的に人気 | 怪しいファイルを検出してくれて早めに対処できた |
iThemes Security | 二段階認証、ログイン制限、ブルートフォース対策 | ○ 中級者向け | 機能が多彩 | ログイン試行制限が便利で安心できる |
WPS Hide Login | ログインURL変更 | ◎ 超シンプル | 軽量で初心者向け | URLを変えたら攻撃が激減して効果を実感 |
Sucuri Security | マルウェア検出、監査ログ、ファイル監視 | △ 少し上級者向け | 外部セキュリティ会社のサポートあり | ファイル改ざんを早めに気づけて助かった |
BulletProof Security | .htaccess保護、データベースセキュリティ | △ 上級者向け | 設定は少し難しいが強力 | 慣れると安心感が大きい、でも最初はとまどった |
WordPressの強みのひとつは、プラグインを入れるだけで機能を簡単に拡張できることです。
特にセキュリティ系のプラグインは、専門知識がなくてもすぐに導入できて安心感がぐっと増します。
ここでは、私自身が使っているものや、周りから評判を聞いて試したものを詳しく紹介します。
SiteGuard WP Plugin
私が一番頼りにしているのがこのプラグインです。
ログインURLの変更、画像認証の追加、ログイン通知など、欲しい機能がひと通り揃っています。
特にありがたいのがログイン通知で、最初にメールが届いたときは「誰かに狙われてるの?」と正直怖くなったのですが、逆に言えば不正アクセスにすぐ気づけるのは大きな安心感につながります。
Cocoonを使っていた頃から欠かさず入れている定番です。
All In One WP Security & Firewall
こちらは多機能で有名なプラグインです。
セキュリティレベルを段階的に設定できるので、初心者でも使いやすいのが魅力。
私は最初「こんなに色々設定したら逆に壊れるんじゃないか」と不安でしたが、実際はチェックボックスをオンにするだけで大丈夫でした。
ログにブロックした攻撃がずらっと並んでいるのを見ると、「ちゃんと守られているんだ」と実感できて、かなり心強いです。
UpdraftPlus
バックアップ用に欠かせないのがこれ。
定期的に自動バックアップをとってくれるので、万が一のときでもすぐに復元できます。
私はCocoonからSWELLにテーマを切り替えるとき、このプラグインで事前にバックアップを取っていたおかげで、安心して移行できました。
サーバーエラーで記事が消えかけたときにも助けられたので、今では絶対に外せない存在です。
Wordfence Security
世界的に利用者が多い有名プラグインです。
ファイアウォール機能やマルウェアスキャン機能が強力で、攻撃を未然に防ぐことができます。
一度、見慣れないファイルが検出されてドキッとしたことがあるのですが、通知のおかげで早めに対処できました。
「セキュリティは大げさなくらいでちょうどいい」と思わせてくれた経験です。
iThemes Security
これも定番で、ブルートフォース攻撃対策や二段階認証など、多彩な機能が揃っています。
私が使っていて便利だと思ったのは、ログイン試行回数を制限できるところ。
何度も不正アクセスを試そうとする相手を自動でブロックしてくれるので、目に見えないところで守られている安心感があります。
WPS Hide Login
シンプルですが効果的なプラグイン。
ログインURLを自由に変更できるので、攻撃をぐっと減らすことができます。
私は最初、デフォルトの「/wp-admin」で使っていて狙われやすいことに驚きましたが、このプラグインを導入してからは不正アクセスの試行が目に見えて減りました。
Sucuri Security
セキュリティ監査やマルウェア検出、ファイルの整合性チェックなどをしてくれるプラグインです。
私自身は一度、知らないうちにファイルが書き換えられていたことを検出してもらった経験があります。
大ごとになる前に気づけたので、本当に入れておいてよかったと感じました。
BulletProof Security
初心者向けというよりはやや上級者向けですが、.htaccessファイルを使った強力なセキュリティ対策が可能です。
私は本格的にセキュリティを強化したいと思ったときに導入してみました。
最初は少し設定に迷いましたが、慣れると強力な防御壁になってくれると実感しました。
まとめ

WordPressのセキュリティ対策は、最初は難しそうに感じるかもしれません。
でも実際には、テーマやプラグインの更新、ログインURLの変更、バックアップといった基本的なことを積み重ねるだけで大きく安心できるんです。
Cocoonの頃に不審アクセスを体験してからは「対策をしていてよかった」と心から思うようになりました。
今ではSWELLでブログを運営していますが、最初からセキュリティを意識しているおかげで落ち着いて記事作成に集中できています。
初心者だからこそ、最初の一歩としてプラグインを導入するのがおすすめです。
小さな積み重ねが、大切なブログを守ることにつながります。
WordPressは自由度が高くて楽しい反面、守る責任もあると感じます。
だからこそ、今から少しずつ取り組んでいくことが大切でしょう。セキュリティを意識することで、安心してブログ運営を続けられると思います。
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