WordPressでブログを始めるとき、有料テーマを選ぶかどうかは悩みどころですよね。
私もCocoonからSWELLへと移ってきた経験がありますが、その過程で「AFFINGERってどうなの?」と気になった時期がありました。
今回は、そんなAFFINGERについて、私なりの視点も交えて掘り下げてみます。


WordPressテーマ「AFFINGER」とは?その特徴と印象

AFFINGERは、ブログだけでなくアフィリエイトにも強いと評判のWordPress有料テーマです。
私が初めてAFFINGERに触れたとき、「このテーマ、ちょっと硬派だな」という印象を受けました。
見た目は派手さよりも機能性に重点を置いていて、管理画面も細かく設定できる項目が多く、まるでサイト全体をエンジニア的に操っていくような感覚になります。
AFFINGERはデザイン面での自由度が高く、自分でカスタマイズするのが好きな人には合うでしょう。
逆に言えば、「サクッと始めたい」というタイプの人には少しとっつきにくいかもしれません。
私自身、Cocoonを使っていたころの「とにかくシンプルに進めたい」という気持ちからすると、AFFINGERの多機能ぶりには圧倒されました。
それともうひとつ、AFFINGERを使っている人のブログを実際に何度も見てきた経験から思ったのが、「似たようなデザインになりやすいな」ということ。
これはAFFINGERに限らず、人気テーマ全般に言えることかもしれませんが、テンプレートに頼るだけでは差別化しにくい印象を受けました。
だからこそ、自分らしい色やフォントの工夫、小見出しの書き方など、細かいところにこだわる必要が出てくるテーマだと感じています。
商品名 | 内容の特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
AFFINGER6(ACTION)通常版 | テーマ本体のみ。最小構成。 | 14,800円 |
AFFINGER6 PACK3 | テーマ本体+専用プラグイン3種+マニュアル付きパック | 39,800円 |
AFFINGERタグ管理マネージャー4 | 広告・リンクなどのクリック計測、ABテスト対応 | 21,800円 |
ABテストプラグイン | タイトルやCTAなどのABテストに対応 | 5,980円 |
STINGERタグ管理+ABテストセット | 上記2プラグインのセット | 25,800円 |
AFFINGERの管理画面はどう感じたか
最初にダッシュボードに入ったときの印象は、情報量の多さでした。
細かく分かれた設定項目がずらりと並んでいて、どこから触ればいいのか少し戸惑ってしまったのを覚えています。
でも、ひとつひとつの設定にしっかり意味があることに気づいたとき、「これは時短ツールではなく、戦略ツールなんだな」と感じました。
たとえば、広告エリアの設定や、記事ごとのデザインカスタマイズなど、他のテーマでは追加プラグインが必要な機能が標準で備わっています。
「とりあえず始めたい」と思っている段階の自分には、少し重たく感じる部分もありましたが、収益化を見据えてブログを育てていくというフェーズに入ると、この細かさがむしろ安心感につながると思います。
デザインの自由度とその落とし穴
AFFINGERの大きな特徴のひとつは、デザインの自由度の高さです。
カラム幅やフォント、見出し装飾など、かなり細かく設定できるので、理想の見た目を追求したい人には嬉しいテーマでしょう。
でも、その反面、「設定すればするほど、他のAFFINGERブログと似てくる」という悩みも出てきました。
実際、検索上位のAFFINGERユーザーのサイトを見ていて、「あ、このレイアウト見たことある」という既視感が何度もありました。
これは裏を返せば、それだけ多くの人がAFFINGERを使っている証でもありますが、個性を出すには、色の選び方や写真の扱い方、見出しや言い回しの工夫など、ライティング面のセンスも試されるテーマだと感じています。
AFFINGERとSWELLの使い心地の違い
以前使っていたCocoonと、現在使用中のSWELLを通して感じたのは、AFFINGERとの操作性の違いです。
SWELLはとにかく直感的で、管理画面もスッキリしていて、「触っていて気持ちいい」と感じられる作りになっています。
一方でAFFINGERは、設定項目の豊富さゆえに「少し説明書を読みながら進める感覚」に近いです。
たとえば、サイドバーのデザインひとつとっても、SWELLはブロックエディター上でスムーズに配置できるのに対して、AFFINGERは設定画面に戻って調整が必要な場面もあります。
もちろん、そのぶん「仕組みを理解すれば自在に操れる」感覚が得られるのはAFFINGERの強みです。
でも、私は自分のブログ運営スタイルにおいては、記事に集中したい気持ちが強かったので、SWELLのように迷わず進められる設計の方が合っていました。
比較項目 | AFFINGER(アフィンガー) | SWELL(スウェル) |
---|---|---|
価格(税込) | 通常版:14,800円PACK3:39,800円 | 17,600円 |
特徴 | 高機能・アフィリエイト特化設定項目が多く自由度が高い | デザインが美しく直感的初心者でも扱いやすい |
デザイン性 | ベースはシンプル。自分で作り込む前提 | 初期状態で完成度が高く、デザインに迷わない |
操作性(UI) | 管理画面がやや複雑。設定に慣れが必要 | 管理画面が直感的でシンプル。迷いにくい |
表示速度 | 速い(チューニング次第でさらに向上) | 高速表示に最適化済み。設定しなくても十分速い |
SEO内部対策 | 強い(構造化マークアップなど多くの機能を標準搭載) | しっかりしているが、プラグイン併用前提もあり |
ブロックエディタ対応 | ◎(専用ブロックはやや玄人向け) | ◎(最適化されており、使いやすく美しい) |
サポート体制 | マニュアル・フォーラム中心 | マニュアル+ユーザーコミュニティ活発 |
カスタマイズ性 | 非常に高い。HTML・CSSがわかる人に向く | 高すぎず・低すぎず。バランスがとれている |
広告管理 | ◎(クリック計測・タグ管理プラグインあり) | ◯(標準で基本的な管理は可能) |
複数サイト利用 | 可能(個人利用の範囲であれば制限なし) | 可能(1ライセンスで複数サイト可) |
初心者との相性 | △(設定が多く、マニュアル必須) | ◎(直感的なUIとサポートで迷いにくい) |
相性の良いブログ | アフィリエイト特化・収益型メディア | 雑記・特化ブログ・ポートフォリオなど幅広く対応 |
AFFINGERの利用者が感じているメリットとデメリット

実際にAFFINGERを使っている方々の感想を調べてみると、その評価は割とハッキリと分かれているように見えます。
メリットとしては、SEOに強いと言われる構造や、広告管理機能の充実、デザインパターンの多さが挙げられていました。
特にアフィリエイトに注力している人からは、「収益が上がりやすい」「リンク管理がラク」という声も目立ちます。
広告タグの設置やクリック計測機能など、AFFINGERに最初から備わっている機能は、外部プラグインを入れなくても完結できるものが多くて、効率的です。
そういった面では、「とにかく成果を出したい」という目的がはっきりしている人には向いているでしょう。
一方で、デメリットとしては「設定が複雑」「初心者には難しい」といった意見もよく目にします。
SWELLのように直感的な操作性を求めている人にとっては、AFFINGERの設定項目の多さがかえってハードルになるのかもしれません。
実際、私はSWELLに変えてから、管理画面のシンプルさにかなり助けられています。
それから、AFFINGERの管理画面を見たときの第一印象は「情報が詰まりすぎていて、どこから手をつければいいのかわからない」というものでした。
WordPress初心者の方が最初に触れるテーマとしては、やや難解に感じる部分もあるかもしれません。
AFFINGERを使うことで得られる具体的な成果とは
実際にAFFINGERを使っているアフィリエイターの中には、「テーマを変えただけで収益が安定してきた」と語る人もいます。
もちろん、コンテンツの質が前提にあるとは思いますが、AFFINGERが持つSEO内部対策の強さが、記事の上位表示につながったという声は一定数あります。
私が印象的だったのは、あるブロガーの「収益導線を組み立てやすくなった」という話です。
これは、AFFINGER特有の広告エリアの配置自由度や、記事下に差し込めるCTAボックスの存在などが関係しているようです。
確かに、SWELLではそういったマーケティング設計の要素は少なめで、「読みやすさ」「見た目の美しさ」に重点を置いている印象があります。
AFFINGERは、まさに「読み手をどう動かすか」に焦点をあてた設計になっていると感じます。
設定の難しさはどれくらいか
AFFINGERに対して「設定が複雑」といった声が多く上がる理由のひとつは、機能が多すぎることかもしれません。
たとえば、ひとつのパーツのデザインを変更したいとき、どの項目から操作すればよいのかを見つけるのに時間がかかることがあります。
これは慣れてしまえば解決できる話ではあるものの、最初の段階でつまずいてしまうと、「AFFINGERって難しい」という印象のまま離れてしまう方もいるかもしれません。
私も、はじめてAFFINGERを使ったとき、グローバルメニューの色ひとつ変えるのに10分以上かかったことがあります。
でも、その経験を重ねるうちに、テーマ全体の構造がなんとなく見えてきて、少しずつ自由にカスタマイズできるようになりました。
AFFINGERを選ぶべき人、選ばなくていい人
AFFINGERをおすすめできるのは、「自分で調べながらサイトを育てていくのが楽しい」と思える人です。
多少コードを触っても苦にならない、という人にとっては、AFFINGERの多機能さがむしろ武器になります。
「サイトを自分色に作り込みたい」「収益化に本気で取り組みたい」といった目的がある人には、AFFINGERの持つ自由度やパワフルな機能は、かなり魅力的に映るでしょう。
実際、アフィリエイト系ブログとの相性は抜群だと感じています。
リンク管理や広告の配置も思い通りにカスタマイズできるので、戦略的に記事を組み立てていきたい人には向いています。
私の知人にもAFFINGERを長く使っている方がいて、「最初は設定の多さに戸惑ったけど、気づけばこれじゃないと物足りなくなった」と言っていました。
そういうふうに、ツールに愛着を持てるタイプの人にはぴったりかもしれません。
SWELLのほうが向いていると感じた私の体験談
私自身はというと、CocoonからSWELLに乗り換えた組です。
当時、あまりテーマのことは詳しくなかったので、「なるべく手軽で、見た目も整っていて、すぐに記事が書けるものがいい」という理由でSWELLを選びました。
SWELLは直感的に操作できるので、ほとんど迷うことがなく、デザインの初期設定にも時間をかけずに済みました。
もしそのときAFFINGERを選んでいたら、おそらく記事を書く前に疲れてしまっていたかもしれません。
SWELLには「考えずに使える快適さ」があります。
逆にAFFINGERは、「考えながら使うからこそ、使いこなすほどに価値が見えてくる」テーマだと思いました。
自分の性格とブログの目的を照らし合わせることが大事
結局、テーマ選びでいちばん大切なのは「自分がどういうスタイルでブログを続けたいか」なんだと実感しました。
AFFINGERは実用性や収益性という面では非常に強い。でも、それを発揮するには、少しの根気とこだわりが必要です。
「稼ぎたいならAFFINGER一択」といった言葉もネットではよく見かけます。
でも、本当にそうでしょうか? どのテーマを使っていたとしても、継続して試行錯誤を重ねることのほうが、よほど成果に直結するのではと私は思っています。
それに、AFFINGERを勧める情報発信者のなかには、アフィリエイト報酬目的で強く推しているような印象を受けることもあって、正直、違和感を覚えたこともあります。
「このテーマは自分に合っているか?」という視点を忘れずに、自分のペースで情報を選んでいってほしいです。
テーマ選びは「性格×作業スタイル×使える時間」で考える
これからテーマを選ぼうとしている方には、自分の性格や作業スタイル、そしてブログにかけられる時間とエネルギーのバランスをよく考えてみてほしいと思います。
カスタマイズの工程も楽しめる人は、きっとAFFINGERの魅力を最大限に引き出せるはずです。
逆に、「まずはシンプルに書き始めたい」「操作に悩む時間を減らしたい」と思っている人には、SWELLのようなテーマが合うと思います。
それぞれのテーマに向き不向きがあるので、「どれが一番いいか?」ではなく、「どれが今の自分に合っているか?」という視点で選ぶのが大事です。
もしAFFINGERが自分のスタイルに合いそうだと感じたなら、一度触ってみる価値は十分あると思います。
まとめ

WordPressの有料テーマ「AFFINGER」は、特にアフィリエイトを本気で取り組みたい人にとって非常に魅力的なテーマです。
SEOに強く、広告管理やクリック計測などの収益化に直結する機能が充実しており、自分でカスタマイズを楽しめる中・上級者にはぴったりの選択肢といえるでしょう。
一方で、設定項目の多さや情報量に戸惑う人も少なくなく、初心者にとっては操作のハードルが高く感じられることもあります。
私自身、CocoonやSWELLを使ってきた中で、それぞれのテーマには向き・不向きがあると実感しました。
AFFINGERは、ツールにこだわりたい人やブログに本腰を入れたい人にとって、頼もしい相棒になるテーマです。
逆に、「簡単に・すぐに・キレイに」ブログを始めたい場合は、SWELLなど他のテーマの方が相性が良いかもしれません。
自分の目的や性格、ブログにかけられる時間に合わせてテーマを選ぶことが、長く楽しく続ける秘訣です。
AFFINGERが気になっているなら、一度使ってみる価値は十分にあるはずです。
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