WordPressの無料テーマの中でも、Cocoonは「とりあえずこれを選んでおけば大丈夫」と言われることが多いテーマです。
シンプルだけどカスタマイズ性が高くて、最初の一歩にぴったりなんですよね。
実際に以前Cocoonを使っていた私自身も、無料なのにここまでできるのかと驚いたことがあります。
今は有料テーマのSWELLに移行していますが、Cocoon時代に培った経験は今でも役立っています。
今回は、Cocoonがどんなブログジャンルに合うのかを自分の体験を交えながら掘り下げていきたいと思います。
これからWordPressを始めたい方や、テーマ選びで迷っている方に少しでも参考になればうれしいです。


WordPress無料テーマ「Cocoon」はどんなブログジャンルに合う?

Cocoonは無料でありながら、SEOを意識した設計や広告の設置機能が最初から用意されています。
最初に触ったとき、「ここまで揃っているのにお金がかからないなんて信じられない」と思ったほどです。
とはいえ万能ではないので、どんなジャンルに向いているのかを考えてみました。
アフィリエイト系ブログとの相性
Cocoonを使って一番実感したのが、アフィリエイトサイトとの相性の良さです。
私がCocoonを使っていた頃は、Amazonや楽天の商品リンクを貼る記事を書いていたのですが、広告管理がすごく便利でした。
テーマに広告挿入機能がついているので、わざわざプラグインを追加しなくても、記事の上下や本文中に広告を差し込めるんです。
たとえば、ある商品レビューを書いたとき、ボタン一つで広告を入れられたので、「あ、ここに自然に入れたい」と思った瞬間に対応できました。
読者の流れを邪魔せずに商品紹介につなげられるので、収益化を考える人にはありがたい機能でしょう。
さらにSEO内部対策がしっかりしているので、検索流入を意識したアフィリエイトブログにもぴったりです。
Cocoon時代に書いた記事が検索上位に入ったことがあり、「無料テーマでもここまでいけるのか」と驚いた経験があります。
日記やライフスタイル系ブログにも
Cocoonのデザインはとてもシンプルです。
逆に言えば、派手さがないので、文章や写真を主体にした日記やライフスタイル系のブログにも合います。
私の知人で、旅行の記録をCocoonで続けている人がいるのですが、シンプルなデザインだからこそ写真が映えるんですよね。
個人的に日記的なブログを書くなら、余計な装飾よりもスッキリした見た目が安心します。
Cocoonは文字の可読性も高いので、長文を書いても疲れにくいんです。
私は映画の感想をまとめるときにCocoonを使っていましたが、レイアウトをあまりいじらなくても読みやすい記事に仕上がりました。
「凝ったデザインよりも、自分の書いた文章をちゃんと読んでほしい」と考える人にはうってつけのテーマだと思います。
雑記ブログや複数ジャンルの記事にも
Cocoonはカテゴリー管理がしやすいので、雑記ブログにも向いています。
私も最初は雑記スタイルで記事を書いていて、旅行、映画、アフィリエイトの話題などジャンルがバラバラでした。
でもカテゴリーごとに色分けできたり、トップページに整理して表示できたりするので、読者にとって迷子になりにくい作りにできるんです。
あるとき、「ジャンルが散らかっていて読みにくいかな」と心配したのですが、Cocoonのデフォルト機能を使って整理してみたら意外とスッキリしました。
雑記ブログを始めたい人や、複数のテーマを同時に走らせたい人にとっては頼りになると思います。
WordPress無料テーマ「Cocoon」の強みとは?

Cocoonを使っていると、細かいところで「これ便利だな」と思うことが多いです。
カスタマイズの柔軟さ
Cocoonの管理画面は項目が多いので、最初はちょっと迷いました。
けれど、自分の好みに合わせて色やフォントを細かく変えられる自由度はやっぱりありがたいです。
私は当初、デフォルトのままでも十分と思っていたのですが、途中で「背景をちょっと落ち着いた色にしたい」と思って触ってみたら、数クリックで変更できました。
そのとき、「無料なのにここまで自由度があるのか」と感心したのを覚えています。
一方で、自由度が高すぎて逆に悩むこともあります。
いじり始めると止まらなくなって、気づけば一晩中カスタマイズしていたこともありました。
表示速度の安定感
Cocoonは軽量設計で、ページの表示が速いのも魅力です。
以前、別の無料テーマを試したことがあるのですが、画像が多い記事だと読み込みに時間がかかってイライラしました。
それに比べてCocoonは、同じくらいの画像を使っても表示が軽快で、読者がストレスなくページを開けると感じました。
表示速度はSEOにも影響する部分なので、ここは大きな強みでしょう。
私の記事が検索で評価されたのも、Cocoonの軽さが助けになったのかもしれません。
無料なのにサポートが充実している
Cocoonは利用者が多いので、わからないことがあれば検索すればすぐに解決方法が見つかります。
公式フォーラムや個人ブログで情報が豊富なので、「ここを直したいけどどうすればいいのか」と悩んだときも、すぐに答えが見つかるんです。
私も一度、「見出しデザインを変えたい」と思って調べたら、すぐにカスタマイズ用のコードが出てきました。
コピペだけで解決できて、初心者でも安心できる環境だと思いました。
WordPress無料テーマ「Cocoon」と有料テーマ「SWELL」比較
項目 | Cocoon(無料テーマ) | SWELL(有料テーマ) |
---|---|---|
料金 | 完全無料 | 17,600円(税込・買い切り) |
デザイン性 | シンプルでベーシック。CSSでカスタマイズ前提 | 初期デザインから洗練されており、装飾も豊富 |
カスタマイズ難易度 | 高め。CSSやHTMLの知識があると活きる | 直感的に操作でき、初心者でも簡単にデザイン調整可能 |
表示速度 | 軽量設計で高速表示 | 高速。特に画像やブロックの多いページでも安定 |
SEO対策 | 内部SEO施策が標準搭載 | 内部SEO+記事装飾による滞在時間アップも期待できる |
広告管理 | デフォルトで広告挿入機能あり | 広告はプラグインや手動管理が必要 |
サポート体制 | 無料でもフォーラムやユーザー情報が豊富 | 開発者による継続的アップデート+会員フォーラム |
学習効果 | コードを触るきっかけになり、WordPress理解が深まる | デザインや効率化に集中でき、記事執筆に専念できる |
向いている人 | 無料で始めたい人、学びながら運営したい人 | 時間効率を重視する人、デザイン性を最初から整えたい人 |
今はSWELLを使っていますが、Cocoonから移行したからこそ気づいたことがあります。
実際に両方を触ってみると、無料と有料の違いが想像以上に大きく、良い意味でも悪い意味でも勉強になりました。
無料と有料の違いを肌で感じた瞬間
Cocoonはとにかく機能が多いのですが、やっぱりデザイン面ではSWELLに一歩譲ります。
SWELLの良さは直感的に操作できる点にあって、ブロックエディタで装飾を入れるときもサクサク作業が進みます。
Cocoon時代は、見出しを少しカスタマイズするだけでもCSSを触る必要があったりして、慣れるまでは時間がかかりました。
もちろん学びにはなりましたが、効率を考えるとSWELLの快適さは圧倒的です。
デザインを整えることに時間を割かず、記事執筆に集中できるのは大きな利点でしょう。
デザインにかける労力の差
Cocoonでも工夫すればオシャレなデザインに仕上げることは可能です。
ただ、それには知識や工夫が必要で、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
最初の頃は配色やレイアウトを試行錯誤していて、気がつけば「一記事も書かずに一晩テーマ設定だけ触っていた」なんてこともありました。
一方でSWELLに移行してからは、最初から整ったデザインが用意されていて、ボタン一つで見栄えが変わります。
記事を書いたその場で完成度の高いページが仕上がるので、「デザインで悩む時間を記事作成に回せるようになった」という感覚があります。
Cocoonを選ぶ意味
ただ、無料でここまでできるテーマは他にあまりないので、「まずは無料で始めたい」という人にとってはCocoonがベストな選択肢になると思います。
私も最初にCocoonを使ったからこそ、WordPressの基本操作を一通り身につけられました。
無料だからといって機能が劣っているわけではなく、むしろSEO対策や広告管理など、稼ぐために必要な機能は一通り揃っています。
ブログを継続できるか不安な段階で有料テーマに投資するより、まずはCocoonで始めて「続けられる手応え」をつかむのが賢いやり方かもしれません。
学びのステップとしてのCocoon
Cocoonを使っていると、HTMLやCSSの知識が少しずつ身についていきます。
色を変えたい、余白を調整したい、文字の大きさを変えたい。
そうした欲求に応えるために、自分でコードを調べて貼り付けるうちに自然と理解が進むんです。
私も最初は「難しそう」と避けていましたが、Cocoonのおかげで小さなカスタマイズに挑戦するきっかけを得ました。
結果的に「WordPressの裏側」を覗く習慣がついたので、SWELLに移行したときも操作の意味を理解しやすかったです。
有料テーマに移行するタイミング
Cocoonで基礎を学んだあと、どこかで「もっと効率を上げたい」と思う瞬間が訪れます。
そのときが有料テーマに移行するベストタイミングかもしれません。
私の場合は、記事数が50を超えて「もう少しデザイン性を高めたい」と思ったことがきっかけでした。
Cocoonのままでも十分運営できますが、記事が増えて収益が出始めると、「この時間をデザイン調整に使うのはもったいない」と感じるようになります。
そこからSWELLに移行したときは、正直なところ「もっと早く切り替えても良かったな」と思ったほどでした。
CocoonとSWELLは対立ではなく補完
最後に強調したいのは、CocoonとSWELLはどちらが優れているかではなく、それぞれに役割があるということです。
Cocoonは無料で基礎を固められるテーマであり、学びのステップとして最適。
SWELLは効率とデザインを重視したい中級者以降に向いたテーマ。
私にとってCocoonは「最初に出会ってよかった先生」であり、SWELLは「次のステージに進むための相棒」といった存在です。
もし最初からSWELLを使っていたら、裏側の仕組みに触れる機会は少なかったかもしれません。
Cocoonで試行錯誤した時間があったからこそ、今のブログ運営スタイルにつながっていると感じます。
まとめ
Cocoonはアフィリエイト系ブログ、日記やライフスタイル系のブログ、雑記ブログなど幅広いジャンルに対応できる無料テーマです。
シンプルで使いやすく、SEOや広告管理機能も揃っているので、これからWordPressを始める人には特におすすめできます。
Cocoonを使っていた時期があったからこそ、今のSWELLをより快適に扱えるようになったと思います。
無料なのに奥が深くて、学びにもなるテーマでした。
これからブログを始める人にとっても、安心して使えるスタート地点になるでしょう。
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