WordPressを始めるときに一番悩むのは「どのテーマを選ぶか」だと思います。
私は最初に無料テーマのCocoonを使い、その後に有料テーマのSWELLへ移行しました。
正直、CocoonとSWELL以外のテーマを長く使った経験はないのですが、実際に調べたり、周りのブロガーの声を聞いたりする中で、AFFINGERやJIN:R、SANGOといった人気テーマについても情報を集めてきました。
だからこそ、自分の実体験と周囲のリアルな話を交えながら、有料と無料のテーマを比較できると思います。
ブログデザインをおしゃれにするならどのテーマ?有料・無料で比較
テーマ名 | 種類 | デザインの特徴 | 強み | 弱み | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Cocoon | 無料 | シンプルでクセがない | 設定が直感的、広告やサイドバーの配置が簡単、初心者でも整ったブログが作れる | デザインの個性を出すのに限界がある | 初めてブログを始める人、コストをかけたくない人 |
SWELL | 有料 | 余白や文字配置が美しく洗練されている | ブロックエディタ完全対応、装飾が直感的、表示速度が速い | 値段が高め、細かいカスタマイズは制限される部分もある | 執筆に集中したい人、デザインに時間をかけたくない人 |
AFFINGER | 有料 | 初期デザインはシンプルだがカスタマイズ性が高い | 収益化機能が豊富、広告配置・ABテストが可能、戦略的に運営できる | 機能が多すぎて初心者は混乱しやすい | アフィリエイト重視、収益を最優先にしたい人 |
JIN:R | 有料 | 柔らかい配色と丸みのあるフォントで親しみやすい | 初心者でも操作が簡単、吹き出しや装飾で文章が優しく見える | 収益化機能は控えめ | 趣味ブログや日記系、旅行・ライフスタイル発信に合う人 |
SANGO | 有料 | カラフルで丸みのある安心感のあるデザイン | 読みやすさ・居心地の良さを徹底、世界観を作りやすい | 尖った収益化機能は少ない | コミュニティ系ブログ、エッセイ、日常発信に合う人 |
Cocoon
Cocoonは「無料でここまでできるのか」と驚くほど完成度が高いテーマです。
シンプルでクセのないデザインが最初から整っていて、初心者でもブログらしい形に仕上げられます。
私も最初はCocoonを使ってブログを立ち上げましたが、設定画面が直感的で迷わなかったのを覚えています。
実際にCocoonで数十記事を書いたとき、一番ありがたかったのは「デザインに時間を取られずに記事に集中できた」ことです。
サイドバーや広告の配置も簡単に調整でき、最低限のカスタマイズで整ったサイトが作れます。
ただし、デザイン面での個性を出そうとするとどうしても限界があります。
細部にこだわりたくなったときに「無料ではここまでかもしれない」と思い、次のステップを意識するようになりました。
SWELL
Cocoonから乗り換えたとき、SWELLの完成度には衝撃を受けました。
インストールして有効化した瞬間から、余白のバランスや文字の配置が自然で、全体が垢抜けた印象になります。
記事執筆で一番助かったのは、ブロックエディタとの相性です。
装飾を加えると、そのままの見た目で表示されるので無駄な確認作業が減りました。
友人から「サイトが急にプロっぽくなった」と言われたこともあり、自分の文章への自信が増したのは間違いありません。
余計なプラグインが要らないので、サイトの表示速度が上がったのも嬉しい変化でした。
AFFINGER
AFFINGERは「とにかく収益を上げたい」という人のために作られていると言ってもいいほど、戦略的なテーマです。
デザインの美しさよりも、収益に直結する機能が圧倒的に多いのが特徴です。
例えば、広告を自動で最適な位置に配置できたり、リンクボタンのクリック率を上げるためのデザインが標準で備わっていたりします。
私の周囲でもアフィリエイトを本業にしている人がAFFINGERを使っていますが、第一声が「自由度が高すぎて最初は混乱した」でした。
確かに設定画面を覗いてみると、チェックボックスや入力項目が多く、CocoonやSWELLに慣れた私には「これは時間をかけないと理解できないな」と感じました。
ただ、慣れてしまえば他のテーマではできないような細かい戦術が取れるそうです。
例えば、「記事ごとに広告の出し方を微妙に変える」とか「ボタンの色をABテストする」といったマーケティング的なアプローチが可能になります。
デザイン面は初期状態だとシンプルですが、カスタマイズ次第で印象がガラッと変わります。
私がデモサイトを触ったときは、見た目のおしゃれさよりも「武器としての鋭さ」を感じました。
ブログを趣味として続けたい人よりも、収益を最大化したい人が選ぶテーマといえるでしょう。
JIN:R
JIN:Rは見た瞬間に「やわらかい」「親しみやすい」と感じるデザインが魅力です。
配色やフォントが優しく、ブログ全体に温かみが出ます。
実際に女性ライターの友人がJIN:Rを使っていて、その人の旅行ブログは「読んでいて居心地がいい」と評判でした。
文章に寄り添うようにデザインが馴染んでいるので、商業色が強いブログよりも、日記やライフスタイル系に向いている印象です。
触ってみると、記事のレイアウトもわかりやすく、初心者でも迷いにくい構成になっていました。
吹き出しやボックスなどの装飾も直感的に追加できるので、記事全体が堅苦しくならず、会話しているような雰囲気を出せます。
もし「自分の趣味ブログを立ち上げるならJIN:Rを選ぶかもしれない」と思うくらい、文章を柔らかく見せる力があると感じました。
一方で、収益化の機能はAFFINGERほど尖っていません。
広告の配置などはもちろんできますが、どちらかといえば「読者と長くつながる」ことを意識したテーマです。
おしゃれさという意味では、やさしい雰囲気を出したい人に合っているでしょう。
SANGO
SANGOは「居心地の良さ」を追求したテーマとして知られています。
色合いがカラフルで明るく、それでいて目に優しい。
丸みを帯びたデザインが多く、見ているだけで安心感を覚えます。
特に印象的なのは、ユーザー体験を徹底的に意識している点です。
フォントの読みやすさ、余白の取り方、スクロールのしやすさなど、細かい部分が丁寧に作り込まれています。
実際にSANGOで書かれたブログを読むと、文字がすっと頭に入ってきて、長時間読んでいても疲れにくいのです。
友人の一人がSANGOでコミュニティ系のブログを運営していますが、「読者が安心してコメントを残してくれる雰囲気を作れる」と言っていました。
収益化の機能は標準的ですが、何よりも「読者との距離を近づける」点で優れていると思います。
デザインを突き詰めて「攻める」というより、「安心感を与える」テーマといえます。
もし自分がエッセイや日常ブログを新しく始めるなら、SANGOを選ぶのもいいなと思っています。
文章を読ませるだけでなく、世界観そのものを共有できるテーマだからです。
ブログデザインをおしゃれにするなら結局どのテーマ?

結論から言うと、おしゃれさを追求するならSWELLが一番バランスが取れていると思います。
インストールしてすぐに余白や文字組みが整って、プロっぽく見える。
特にCSSやコードを触らなくても洗練されたデザインになるので、記事を書くたびに「なんか雑誌っぽいな」と感じました。
ただ、人によって「おしゃれ」の意味は違います。
例えば、AFFINGERはカスタマイズを突き詰めれば尖ったデザインも作れるし、JIN:RやSANGOは「かわいい」「やさしい」といった方向でのオシャレ感があります。
逆にCocoonは無料のわりに整っていて、シンプルさを「おしゃれ」と感じる人もいるでしょう。
- スタイリッシュで都会的に見せたいならSWELL
- 自分らしい色使いや細部を追求したいならAFFINGER
- 柔らかくてかわいい雰囲気を出したいならJIN:R
- 明るく居心地のいい空気感を作りたいならSANGO
- シンプルで無駄のないブログならCocoon
どれも方向性が違うので「おしゃれ=SWELL一択」とまでは言えませんが、万人受けする完成度の高さならやっぱりSWELLだと感じています。
もし最初の一歩を迷っているなら、まずはCocoonで始めて、余裕が出てきたらSWELLに移行するのが安心かもしれません。
実際に私はこの流れで進めて、後悔はしていません。
まとめ

WordPressのテーマ選びは、ブログの第一印象を決める大切な要素です。
無料テーマのCocoonはシンプルで扱いやすく、最初の一歩として安心感があります。
有料テーマに移行するなら、洗練されたデザインと使いやすさを兼ね備えたSWELLが万人におすすめできる選択肢です。
収益化を追求するならAFFINGER、親しみやすさを重視するならJIN:R、居心地の良さを演出したいならSANGOといった具合に、目的によってベストなテーマは変わってきます。
自分のブログにどんな雰囲気を持たせたいかを基準に選ぶことで、記事の魅力も自然と引き立つでしょう。
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